基本情報技術者試験は取るべき?~未経験エンジニアの成長戦略③

こんにちは、文系出身、IT未経験からSEに転職した妻(Ayaka)です。
「IT業界に興味があるけど、文系だからSEになるのは難しそう」
「資格を取っても実務では役に立たないんじゃない?」
そんな疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
確かに、「資格さえ取ればエンジニアと名乗れる」わけでも、「確実に転職できる」わけでもありません。
それでも、文系・未経験でIT業界を目指しているなら、基本情報技術者試験の勉強をしてみる価値はかなり高いです。
今回は、基本情報技術者試験がどんな資格なのか、文系・未経験者が受験するメリット、難易度、そして「本当に自分に必要なの?」という疑問まで、未経験からSEになった立場で紹介します。
基本情報技術者試験とは?
基本情報技術者試験は、IPA(情報処理推進機構)が実施している国家試験です。
試験自体の詳細はこちらをご覧ください。(IPA公式サイト)https://www.ipa.go.jp/shiken/kubun/fe.html
この試験では、IT全般の基本的な事項を理解し、システムの企画・要件定義・設計・開発・運用などに活用できるレベルを対象としています。
つまり、ITエンジニアとして働くうえで必要となる、基本的な知識・技能を身につけているかを確認するための試験です。
具体的には、次のような分野を勉強します。
- コンピュータの仕組み
- OSやハードウェア
- ネットワーク
- データベース
- セキュリティ
- アルゴリズム
- プログラミング
- システム開発
- プロジェクトマネジメント
- ITサービスマネジメント
- 経営・会計・法務など
「こんなにあるの?」と思うかもしれませんが、これが基本情報技術者試験の良いところでもあります。
ITという世界を体系的に、広く浅く知ることができるからです。
転職1年目では、とにかくこれが大切です。点と点は、実務を続けるうち、いつか必ず線になります。
基本情報技術者試験を受けるメリット
私が個人的に感じているのは、次の2つです。
① IT用語への苦手意識が減る
未経験でSEになると、最初は会話についていくだけでも大変です。
先輩が、
「DBのインデックスが……」
「このAPIからJSONを返して……」
「認証はOAuthで……」
などと話していても、知らない言葉が多すぎて何を言っているのか分かりません。
しかし、基本情報の勉強をしておくと、「あ、この言葉は聞いたことがある」という状態が増えていきます。
「分からない」から「聞いたことがある」に変わるだけでも、かなり違います。
そして「聞いたことがある」が増えてくると、そこから実務で調べて理解できるようになります。
成長スピードは格段にアップします。
②仕事がとにかく楽になる
ITエンジニアというと、プログラミングのイメージが強いかもしれませんが、実際は様々な業務があります。
私のように社内SEを選んだ場合、ほとんどはコミュニケーションとドキュメントに向き合う地道な作業です。
だとしても、この「基本的な知識・技能」があるかないかで、転職1年目がだいぶ楽になります。
私は転職からおよそ半年後に基本情報技術者試験の勉強を始め、その4か月後に合格しました。
合格後はもちろんですが、意外にも、勉強を始めたその瞬間から効果がありました。
先輩の会話で聞こえてくる(よくわからない)内容が自分にどう影響するか、大方予想がつくようになったんです。
おかげで、いわゆる「自分で考えて動く」スピードがかなり速くなったと思います。
③未経験からの転職活動でも、転職後の社内でもアピール材料になる
基本情報技術者試験は国家試験なので、IT業界を目指していることを客観的に示しやすい資格です。
もちろん、
「基本情報を持っている=仕事ができるSE」
というわけではありません。
実務経験やコミュニケーション能力、プログラミングスキルなども重要です。
それでも、未経験者にとっては、ただ興味があるだけでなく、
「実際にITの勉強をして、基本情報技術者試験に合格しました」
と言えるのは大きな違いです。
特に未経験からの転職では、「IT業界に入りたい」という気持ちを行動に移していることを示せるのがメリットだと思います。
転職後に勉強するとしても、「一刻も早く成長したい」という意欲をわかりやすく見せることができ、社内での評価にもつながります。期待されると、さらに頑張れることもありますよね。
ITパスポートと基本情報、どちらを受ければいい?
「IT資格ならITパスポートもあるけど、どっちがいいの?」という方もいると思います。
ざっくり分けるなら、
ITパスポート
→ ITを利用する社会人全般向け
基本情報技術者試験
→ ITエンジニアを目指す人向け
というイメージです。当然、ITパスポートの方が難易度や勉強時間はかなり低くなります。
私はITパスポートを取ってから基本情報にチャレンジしましたが、今にして思えば、いきなり基本情報でもよかったんじゃないかと思うことがあります。
ただ、IT知識がまったくない状態だったので、いきなり基本情報を受けて落ちるよりも、まずITパスポートの勉強から始めて、ハードルを少しずつ上げていったことが、メンタルにはよかったのかもしれません。
大切なのは、自分があきらめずに済む方法を選ぶことです。
迷っているなら、まず参考書を開いてみよう
転職前でも転職後でも、早すぎることも遅すぎることもありません。
IT業界に興味があるなら、または、IT関係の部署で成長を見せたいなら、
とりあえず基本情報技術者試験の勉強をしてみるのはいかがでしょうか?
早速、本屋に寄り道して、自分に合う参考書を探してみてください。