文系人間はシステムエンジニアの夢を見るか?~未経験エンジニアの成長戦略②
こんにちは、妻(Ayaka)です。
このシリーズでは、身も心も(?)文系の私が、未経験の27歳でいきなりITエンジニア(SE)に転職したときのことについて書きたいと思います。
もし、次のような方がおられたら、参考になるかも?しれません。
- これから未経験でITエンジニアを目指そうと考えている方
- 文系の自覚があるけれど、SEの仕事に興味がある…という方
よろしければご覧になっていってください。
第2回の今回は、文系視点から見たIT転職について書きたいと思います。
要件定義は理系の仕事なのか

そもそもですが、SEの仕事ってなんでしょう?
一般に、IT関係の仕事をしていると聞くと、日がな一日PCに向かってカタカタと何かを打ち込んでいる姿をイメージすることが多いのではないでしょうか。
PCをのぞくと黒い画面に謎の記号や文字がビッシリ…口元からは何やら専門用語がブツブツ…時折エンターキーを「ッターーーーン」 …
失礼、「一般に」などと主語を大きくしましたが、上記はあくまでも私個人(数年前)の偏見に満ちた主観であります。
それでも、「エンジニアを始めた」と言うと、周囲の大半が「え?プログラマになったの?」などと第一声を上げるのですから、かつての私のように考えている方も決して少なくはないのだと思います。
そう、SEの仕事はプログラミング(コーディング)だけではありません。
まずは要件定義。ユーザー(システムを使用するお客さん)が何を求めているかをヒアリングし、システムをどう作ったらその要望に沿えるのかを検討して具体的な設計に落とし込む大事な作業です。要件定義がなければ、システム開発は始まりません。
ここで必要なのがコミュニケーション能力です。
社内ユーザー(自社開発の場合など)であれ社外ユーザーであれ、課題解決のためには、積極的な対話でもってユーザーから情報を聞きださなければならない局面が多くあります。
ある種「心を開いて」もらって初めて、「困っていることはない?」「今いちばん時間がかかっている作業って何?」「どういう経緯でその運用になっているの?」などを、普段の業務で忙しいユーザーから教えてもらうことができるのです。
また、私も入社直後に先輩から教わったのですが、「要件定義は御用聞きではない」という原則があります。
つまり、ユーザーの言いなりになるシステムを作ることが、必ずしもユーザーのためになるわけではない、ということです。
例えば、ユーザーから「毎日、顧客のサービス利用状況を確認し、Excelに情報入力し、印刷して事務所の壁に貼るのを楽にできるようにしてほしい」と言われたとします。
「わかりました!では、顧客のサービス利用状況をExcelに自動入力できるようにしますね。」
これでは、「印刷して壁に貼る」という作業が整理されていません。
そもそも、なぜ壁に貼るのか?→毎日更新される情報を社内共有し営業の参考にしたいから。でも、思ったより見られていない気もする…
→それでは、情報をまとめたファイルを毎朝自動でメール配信するのはどうか?
などなど、こちらで情報を整理し、「ユーザーの思い込みにとらわれない最適解」を提案することも、要件定義に含まれます。(もっといい例が思いつくといいのですが)
で、こういう仕事ができるのは、本当に理系の方だけなのでしょうか?
数学や化学が嫌いでも、理屈屋の私は、今のところ要件定義の仕事を楽しめていますよ。
もっとも、まだまだ駆け出しではありますが。
文系と理系の違いについて考えている暇はない
もし、これを見てくださっているあなたが文系で、IT系の仕事に興味を持っているのであれば、お伝えしたいことはシンプルです。
とにかく一刻も早く、知り合いのツテでもコネでも転職サイトでも頼って、現場に飛び込んでみてください。
それが難しければ、ITパスポート試験(前回記事参照)など、ITの世界への扉を少しくぐれるような勉強をしてみてください。
IT系の仕事には、思ったより幅があります。AIの登場に伴い、求められる仕事も時代とともに変化していきます。
それはつまり、思ったより色んな力が、この業界で活かせるということです。
大学でどの学部に入ったか、高校時代にどの教科を選択したか、中学時代に国語と数学のどちらが好きだったか…というそれだけの要素に、「あなたがIT業界に入れるか否か」を決める力はありません。
…と、偉そうなことを言ってしまいましたが、、
3年前、文系で未経験でITエンジニアになった私が、仕事を心から楽しめていること。それだけは、胸を張って言えることです。